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漢方薬の風邪薬を紹介♪ その1

以前、「風邪の引き始めは葛根湯!」というコマーシャルがありました。

その方の体質や症状が合えば、葛根湯で治るかもしれません。

しかし、みんながみんなそうではないのです。

漢方薬にはたくさんの風邪薬があります。

今回は風邪の際に使用される漢方薬を紹介します。

 

漢方名 主な症状 ポイント

かっこんとう

葛根湯

風邪の引き始めに用いる。

節々の痛みや頭痛、身体のだるさがある。

汗はあまりかいていない。

 胃腸が弱い方には不向き。

まおうとう

麻黄湯

風邪の引き始めに用いる。

頭痛、発熱、寒気、関節痛があり、汗は出ていない。

寒気が強い方。

インフルエンザに効果があると言われています。

けいしとう

桂枝湯

風邪の引き始めに用いる。

汗が出ていることが多い。

頭痛、発熱、関節痛。

麻黄(まおう)が入っていないので、妊婦さんにも使えます。

ききょうとう

桔梗湯

喉の違和感と痛みがある方。

お湯で溶いてうがいをするように飲み込むと効果的。

ぎんぎょうさん

銀翹散

風邪の引き始めが喉の痛みから始まるタイプ。

当薬局では小太郎漢方の金羚感冒錠(きんれいかんぼうじょう)をご用意しています。

まおうぶしさいしんとう

麻黄附子細辛湯

発熱、寒気、身体の痛み。

日頃から冷え性の方の風邪の引き始めに用いる。

さいこけいしとう

柴胡桂枝湯

風邪が長引いて、風邪症状の他に食欲不振などの症状がある。  

こうそさん

香蘇散

風邪症状の他に食欲不振などの症状がある。

普段から胃腸が弱い方が風邪をひいた時に用いる。

じんそいん

参蘇飲

頭痛、発熱、咳。

普段から疲れやすく、すぐに風邪をひきやすい方。

かっこうしょうきさん

藿香正気散

夏の風邪に。

発熱の他に腹痛や下痢症状がある方。

クーラーによる冷えや、冷たいものの食べ過ぎによる下痢や嘔吐にも。

他にも使われる薬はありますが、よく使われるものを紹介しました。

 

その他の体質や症状に応じて漢方薬を選択します。

 

西洋薬との併用も可能なのでお気軽にご相談ください。

 

麻黄(まおう)が入っている薬(葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯)と、甲状腺の薬(チラーヂン)は一緒に服用すると影響が出ることがあるので、飲まないほうがいいです。

 

持病によっては、飲まない方がいい方もいらっしゃいますので、まずはご相談ください。



この時期、気になる抵抗力に「気虚」薬膳茶がおすすめ♪

「気虚(気が足りない状態)」の方は胃腸が影響を受けて免疫機能が低下し、風邪などの感染症にかかりやすくなります。

 

これからの時期を乗り越えるためには、普段の食事も大切ですが、なかなか難しい方も多いかと思います。

そんな時には、バランスの良い食事+薬膳茶を飲むのがおすすめですよ♪

 

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