漢方薬のイメージはどうでしょうか?
「苦い」「効き目が弱い」「治らない」などでしょうか?
西洋医学は血液検査や色々な検査を行い、病名が決まりそれに対して薬などの治療を行っていきます。
漢方薬などの中医学は まだ軽いうちであれば病気にならないようにする、病気になったらひどくならないようにするという「未病先防」の考え方で治療を行っていきます。
身体の中のバランスを整えていきます。漢方薬の力を借りて 自分の悪い所を治していきます。
その為 西洋医学で使われる薬のように強い作用や即効性は期待できません。
その代わり身体にやさしいので副作用も少ないと考えられます。
身体の弱い部分を治していくので 本当の意味で病気やストレスに強い身体を作ることが出来ます。
しみは中医学では 血液の流れが色々な原因で滞ると考えます。
これは「瘀血(おけつ)」といいます。瘀血で血流が悪くなるとお肌のターンオーバーも乱れることになります。それにより色々なお肌のトラブルも発生します。
ターンオーバーを正常にすることによって、老廃物も排出されやすくなるので、メラニンの排出もスムーズにしてしみを薄くする効果も期待できます。
また瘀血がある方は 月経痛や月経不順で悩んでいる方も多いと思われます。その原因が瘀血であることが多いからです。
しみに効果があると言われる漢方薬は5種類あります。
1当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
当帰芍薬散は色白で冷え性タイプの方にむく漢方薬です。また普段よりむくみやすい人にも効果があります。
瘀血を取り除いて、血流を良くして しみを少しずつ改善していきます。また、ホルモンバランスを整える効果も期待できます。
2桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
桂枝茯苓丸は比較的体力がある方向きです。血行を良くしてのぼせや冷えを改善しホルモンバランスを整える効果が期待できます。
月経痛が重い人や月経血に塊が出る人に向いています。
目の下のクマに効果が高いと言われています。
3桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)
桂枝茯苓丸にヨクイニン、ハト麦が入っています。
瘀血の症状があり、肌荒れが気になる方やいぼが気になる方、むくみが気になる方に向いています。
4加味逍遥散(カミショウヨウサン)
血行を良くして瘀血を改善するだけでなく ストレスによる色々な症状も改善します。例えば、イライラ、ドキドキ、不眠などです。
過剰に溜まったストレスは自律神経の働きを狂わせ、ホルモンバランスも乱れます。これを改善しないとしみも改善しないでしょう。
5清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
赤ら顔の顔の人に向く漢方薬です。特ににきびに使われます。
肌の炎症によってできたしみの予防と改善ができます。
ニキビが悪化したりすると色素沈着が起こりやすいです。
この漢方薬を飲む事で炎症が静まり早くニキビが治まることにより、しみになることを防いでくれます。
漢方薬による治療は時間がかかります。とりあえず28日間はお飲みいただくことを勧めます。
しみが出来た時間がかなり長い場合は 半年とか様子を見ていただく必要があると思います。
薬を飲んでいるから大丈夫ではなく 1番に食事や生活習慣を見直してみましょう。
ハル調剤薬局では 煎じ薬をご用意しています。散薬に比べると効果がいいようです。
その場ですぐに飲めるカフェタイプになっています。
お茶を飲みに来る感じでお立ち寄りください。
女性薬剤師が対応させていただきます。こういう私もしみがあり今桂枝茯苓丸服用中です(笑)